百怪談
部屋はわりと広い畳の部屋で、私たちは誰もいないことを確認してから部屋の明かりをつけました。



なぜこの部屋だけが立ち入り禁止になっているのか、その理由がどこかにあるはずだと思いながら、私たちはその部屋を歩きながら見ていたのです。



そんなとき、押し入れを開けた智則がお札の貼られた木箱を見つけたのです。



その木箱はとても古くて、少し埃を被っていました。



私たちはその木箱に戸惑っていましたが、智則はもう一度、部屋の様子を見回し、誰もいないことを確認すると、木箱のお札を剥がして、その木箱を開けたのでした。
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