FUZZY
それから時間を忘れて他愛のない話をしながらお酒を飲んだ。
「最後のシメはお茶漬けだよね」
「えー、ラーメンじゃない?」
「じゃあどっちも食べよう」
「食べきれるかな?」
「残しても俺が全部食べてあげる」
「頼もしい!」
「食べ盛りなんで」
居酒屋でお茶漬けを食べて、近くのラーメン屋に行った。案の定食べきれなくて食べ盛りの碧生くんに託す。
ほどよく酔っている私たちの間に〝これからどうする?〟の会話はなくて。
手を引かれて、二人でタクシーに乗り込み碧生くんが運転手のおじさんと会話をしているのを睡魔と戦いながら聞いていた。
「理乃さん、ついたよ」