FUZZY
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18時に合わせるように仕事を終える。
結局、色々考えた結果行くことにした。私たちの間にやましいことはひとつもないし、それに誘われた理由は看病したお礼だから。
碧生くんには言っていない。
付き合ってないのに報告するのもおかしいかなって自分なりに考えて。侑芽は他人事でおもしろがってるだけだったしさ。
ロビーに着くと、弘実がすでに待っていた。背が高い、体が大きい。少し距離があるここからでも奴の存在は目立つ。
女性社員が弘実に話しかけている。楽しそうに屈託のない笑顔を見せていて、そういえばそんな笑顔も昔はよくしてたな〜とか、懐かしくなった。
「あ、理乃、こっち!」
私の存在に気づいた弘実が手を挙げてこっちを見る。女性社員もつられるように私を見て小さく会釈した。ので、私もしてみる。
そっちに行ってもいいのかな、私。なんとなくだけどその人、弘実に好意があるように見えるんだけど。
それでも呼ばれたからには行くしかないし、選択肢はそれだけだ。
「経理の瀬河です」
「あ、本城です。弘実先輩にはいつもお世話になってます!」
弘実先輩ってことはこの子、後輩か。