LOVEPAIN⑥
「あ、私この後用事があったんだ。
私の分のオムライスは、テイクアウトにして貰って持って帰りますね」


これ以上この場所に居づらくて、私がそう言ってその料金を払おうと財布を取り出すと、


「お金はいいです。誘った僕が払うのは当然ですから。
それに僕が出て行くから、鈴木さんはゆっくりとしといてください。
そうか。ここテイクアウト出来るね。
今度の学会の資料作らないといけないし、先に失礼します」

榊原先生は伝票を持ち、立ち上がるとレジの方へと消えて行った。



私は暫くして運ばれて来たオムライスを食べるけど、
こないだよりも味がしなくて、
こないだよりも食べられなかった。
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