LOVEPAIN⑥
「涼雅さ、本当にそんな感じでいいの?」
「え、そんな感じって?」
多分、涼雅は私の挑発を分かっているのに、
気付かないように笑っている。
「夢が有ってそれに向かって頑張る事は素敵な事だけど、
涼雅は音楽以外に何があるわけ?
何もないでしょ?
仕事だってたまにのアルバイトで、
ヒモみたいに女の所転々としてさ。
恥ずかしくないわけ?
今は若いからいいけど。
もし、音楽が上手く行かなかった時、涼雅には何が残るの?」
「…まあ。
鈴木広子の言う事はもっともだと思うけど、
音楽以外もあれもこれも、って手に入れれる程、俺器用じゃねーし。
俺頭悪いし。
てか、鈴木広子今日本当にどうしたわけ?
ナツキさんと何かあったのか?」
涼雅は私なんかよりも大人で、
そうやって喧嘩にならないように私の八つ当たりを受け止めてくれている。
涼雅に言われて思ったけど、
ナツキと言う心の支えを失った今の私は、
こうやって直ぐに不安定になってしまう。
ダメだ、と思うのに、止まらない。
涼雅にとっての地雷を、踏みに行く。
「え、そんな感じって?」
多分、涼雅は私の挑発を分かっているのに、
気付かないように笑っている。
「夢が有ってそれに向かって頑張る事は素敵な事だけど、
涼雅は音楽以外に何があるわけ?
何もないでしょ?
仕事だってたまにのアルバイトで、
ヒモみたいに女の所転々としてさ。
恥ずかしくないわけ?
今は若いからいいけど。
もし、音楽が上手く行かなかった時、涼雅には何が残るの?」
「…まあ。
鈴木広子の言う事はもっともだと思うけど、
音楽以外もあれもこれも、って手に入れれる程、俺器用じゃねーし。
俺頭悪いし。
てか、鈴木広子今日本当にどうしたわけ?
ナツキさんと何かあったのか?」
涼雅は私なんかよりも大人で、
そうやって喧嘩にならないように私の八つ当たりを受け止めてくれている。
涼雅に言われて思ったけど、
ナツキと言う心の支えを失った今の私は、
こうやって直ぐに不安定になってしまう。
ダメだ、と思うのに、止まらない。
涼雅にとっての地雷を、踏みに行く。