LOVEPAIN⑥
「それにしても、広い車ですね。
友達みんなでキャンプとか行く為に、篤さんの友達はこの車を買ったんですかね?」
寝転びながら、運転席の方を見るが、
けっこう遠い。
「いや。
女引っかけてひとけのない山とかドライブして、そのまま車ん中でヤる為に広い車買ったって言ってたな」
そう篤が口にして、車内がなんとも言えない空気になってしまった。
初めから後部座席のシートが倒してあったのも、
その友達は…。
そして、そんな車の後部座席のシートで、
私は今篤と二人寝転んでいる。
人も車も通らず、真っ暗な車内。
「あ、そう言えば、私も撮影でこんな感じのワンボックスカーで…」
このなんとも言えない空気を変えようと、冗談っぽくそう話し出すけど、
余計に空気がおかしくなると途中で気付き、口を閉ざした。
友達みんなでキャンプとか行く為に、篤さんの友達はこの車を買ったんですかね?」
寝転びながら、運転席の方を見るが、
けっこう遠い。
「いや。
女引っかけてひとけのない山とかドライブして、そのまま車ん中でヤる為に広い車買ったって言ってたな」
そう篤が口にして、車内がなんとも言えない空気になってしまった。
初めから後部座席のシートが倒してあったのも、
その友達は…。
そして、そんな車の後部座席のシートで、
私は今篤と二人寝転んでいる。
人も車も通らず、真っ暗な車内。
「あ、そう言えば、私も撮影でこんな感じのワンボックスカーで…」
このなんとも言えない空気を変えようと、冗談っぽくそう話し出すけど、
余計に空気がおかしくなると途中で気付き、口を閉ざした。