LOVEPAIN⑥
「それと同じくらいに、興信所からもあの人の行方を知らせる報告が有った。
あの人は俺の前から消えて、
とある観光地の温泉宿に暫く宿泊していたらしい。
そして、ある日、その宿からも姿を消した。
金と、荷物を置いて」
成瀬はそれ以上言葉にするかどうか迷ったように、私を見ると、
再び、口を開いた。
「その宿の近くに、有名な自殺の名所の崖があんだけど…。
あの人が宿泊していた宿の絵葉書で、両親に最後に手紙を書いてたみたいなんだけど。
それが、遺書みたいな内容だったらしい。
俺はそれは見てないから、本当にそうなのか知らないけど。
俺が知ったあの人の行方は、そこ迄」
私が思っていたよりも、成瀬のそのAV女優の彼女との過去は辛くて、
AV女優ともう付き合えないと言った成瀬の気持ちが、痛い程に分かった。
また、そうやって自分の前から消えてしまう事が、怖いんだ。
「成瀬さん、そのAV女優の彼女の事、本当は好きだったのですね?」
以前、成瀬はその人の事は好きでは無かったと言っていたけど。
「付き合ってた時も、AV女優のこの人を好きになったら傷付くって思ってたから、絶対に好きにならないって思ってた。
で、そんな形で居なくなられて、余計に…。
だから、あの人の事は、今も好きじゃない」
成瀬にとってその人の事は、好きになる事さえ出来ないくらいに、
辛い恋なんだ。
きっと、好きじゃなくても、
とても深く彼女を愛していたのだろう。
あの人は俺の前から消えて、
とある観光地の温泉宿に暫く宿泊していたらしい。
そして、ある日、その宿からも姿を消した。
金と、荷物を置いて」
成瀬はそれ以上言葉にするかどうか迷ったように、私を見ると、
再び、口を開いた。
「その宿の近くに、有名な自殺の名所の崖があんだけど…。
あの人が宿泊していた宿の絵葉書で、両親に最後に手紙を書いてたみたいなんだけど。
それが、遺書みたいな内容だったらしい。
俺はそれは見てないから、本当にそうなのか知らないけど。
俺が知ったあの人の行方は、そこ迄」
私が思っていたよりも、成瀬のそのAV女優の彼女との過去は辛くて、
AV女優ともう付き合えないと言った成瀬の気持ちが、痛い程に分かった。
また、そうやって自分の前から消えてしまう事が、怖いんだ。
「成瀬さん、そのAV女優の彼女の事、本当は好きだったのですね?」
以前、成瀬はその人の事は好きでは無かったと言っていたけど。
「付き合ってた時も、AV女優のこの人を好きになったら傷付くって思ってたから、絶対に好きにならないって思ってた。
で、そんな形で居なくなられて、余計に…。
だから、あの人の事は、今も好きじゃない」
成瀬にとってその人の事は、好きになる事さえ出来ないくらいに、
辛い恋なんだ。
きっと、好きじゃなくても、
とても深く彼女を愛していたのだろう。