LOVEPAIN⑥
「じゃあな。また何か困った事が有ったら電話して来い」
「はい」
「お前が居たあの部屋、幸せになって出て行くジンクスがあるんだ」
「そういえば…。
私の前に住んでいた人は、結婚して出て行ったんですよね?」
‘ーー少し前迄、うちの事務所の子が使ってた。
引退して結婚して、
この部屋出て行ったんだけどーー’
「ああ。ずっと好きだった幼なじみと」
「へぇ、そうなんですね」
ナツキの事を思い出した。
その人はAVの仕事をしていても、そうやって幼なじみの彼と上手く行ったんだ。
「その前の子が、宝くじで3億当てて、笑って辞めて行ったな」
「さ、3億円?!」
「だから、お前のこの先の人生は、明るいだろ、きっと」
成瀬が笑顔でそう言うから、そうなのかな?って思ってしまう。
「篤と幸せにな」
「はい。
成瀬さん、今まで本当にお世話になりました」
「ああ」
私は成瀬に頭を下げると、踵を返して歩き出した。
もう此処へは戻って来ない。
⑦に続く。
「はい」
「お前が居たあの部屋、幸せになって出て行くジンクスがあるんだ」
「そういえば…。
私の前に住んでいた人は、結婚して出て行ったんですよね?」
‘ーー少し前迄、うちの事務所の子が使ってた。
引退して結婚して、
この部屋出て行ったんだけどーー’
「ああ。ずっと好きだった幼なじみと」
「へぇ、そうなんですね」
ナツキの事を思い出した。
その人はAVの仕事をしていても、そうやって幼なじみの彼と上手く行ったんだ。
「その前の子が、宝くじで3億当てて、笑って辞めて行ったな」
「さ、3億円?!」
「だから、お前のこの先の人生は、明るいだろ、きっと」
成瀬が笑顔でそう言うから、そうなのかな?って思ってしまう。
「篤と幸せにな」
「はい。
成瀬さん、今まで本当にお世話になりました」
「ああ」
私は成瀬に頭を下げると、踵を返して歩き出した。
もう此処へは戻って来ない。
⑦に続く。


