空の色
手術受けることを決めてから
1週間がすぎた。

喘息もかなり落ち着いてきていて、体調も、安定してきていた。

コンコン…
ガラガラ...っと病室のドアが開く音がした。

なみ「はーい」

瀬野先生「どう?体調悪くない?」

なみ「うん。今日はなんか体調いいかも。」

瀬野先生「よかった。午後から手術始めるから、もう少しゆっくりしてな。緊張する?」

なみ「うんん。平気。」

瀬野先生「じゃぁ、ちょっと胸の音聞かせて。」

なみ「うん。。」

瀬野先生「よし、大丈夫。じゃぁ、また後でな。」

瀬野先生は病室を出て行った。
私はベッドから窓の外を見た。外は白く、冬の空だった。

私はゆっくり目を瞑って、深呼吸をした。

コンコン、、、
また病室のドアを叩く音。

ガラガラ、、、

大輔「よ!今日手術だな。大丈夫。あの瀬野先生が執刀医なんだから、大丈夫だよ。」

なみ「うん、、、そうだね」

ピピピピピ…

大輔「あ、はい。今行きます〜」

大輔「もう行かなきゃ、じゃぁ手術後また会おう!!」

なみ「忙しいのにごめんね…ありがとう。」

ガラガラ、、、
大輔は病室を出て行った。

これから、私の心臓手術が始まる。
瀬野先生からは、開けてみて、病気の進行度によって完全に治せるか、今より少し良くなるか、現状維持か決まると言われた…


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