空の色

治療

気がつくと、、、、

瀬野先生「目覚めたね。まだ苦しいと思うから酸素マスクはしておけ。」

瀬野先生は、真剣に心電図を見つめていた。

瀬野先生「なみ、今回の発作は、心不全だ。アブレーション治療をやりたい。カテーテルを足の付け根から入れて、心臓まで進めて、そこで電流を流して治療する方法だ。
前みたいに胸を開く手術では無いし、時間も短時間で終わる。痛みも最小限で済む。ただ、今回その手術をしたからと言って完治するわけでは無い。再発の可能性は結構ある病気だけどな、、、」

なみ「カテーテル?...」

瀬野先生「そう。麻酔もするし、入院期間も普通の人なら4日くらいで退院できる。まぁ、なみは、7日くらい様子見たいかな、、、」

なみ「私、、、もし、それやっても、死のうとしちゃうかもよ?」

瀬野先生「俺が死なせねーよ」

なみ「...」
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