婚約者に売られたドン底聖女ですが敵国王子のお飾り側妃はじめました
ずいぶんと早く宿営地に戻ってきたレナートにオディーリアは声をかける。
「早かったですね」
「早急に対処しなくてはならない件ができた」
どんな件なのか気になったが、急いでいるという彼の時間を奪うわけにはいかない。オディーリアはなにも聞かないでおいた。すると、レナートはにやりとなんだか楽しそうに笑ってみせた。急ぎの件は、悪い内容ではないのかもしれない。
「お前の元婚約者……あいつは面白いな」
「え?」
「戦には出てくるくせに、なにも見ていないんだな」
レナートの言いたいことはよくわからなかった。というより、イリムが前線に出てきているという情報でオディーリアの頭はいっぱいになった。
「イリムが来ているのですか? ここに?」
身を乗り出すようにしてレナートに詰め寄った。レナートはオディーリアのその様子に目をぱちぱちとさせて驚いている。
「早かったですね」
「早急に対処しなくてはならない件ができた」
どんな件なのか気になったが、急いでいるという彼の時間を奪うわけにはいかない。オディーリアはなにも聞かないでおいた。すると、レナートはにやりとなんだか楽しそうに笑ってみせた。急ぎの件は、悪い内容ではないのかもしれない。
「お前の元婚約者……あいつは面白いな」
「え?」
「戦には出てくるくせに、なにも見ていないんだな」
レナートの言いたいことはよくわからなかった。というより、イリムが前線に出てきているという情報でオディーリアの頭はいっぱいになった。
「イリムが来ているのですか? ここに?」
身を乗り出すようにしてレナートに詰め寄った。レナートはオディーリアのその様子に目をぱちぱちとさせて驚いている。