ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
「ほら、一個くらい食べろよ」
橅木はお皿に乗っていた焼きおにぎりの一つを小皿に移し私の目の前に置いた。
「……ありがとう」
久しぶりに食べた焼きおにぎりの味は昔から変わらず外側のカリッと焼かれた部分が香ばしく美味しい。
「美味しい……」
「本当ここの焼きおにぎりは美味いよな〜」
特に何も聞き出される事もなく橅木は黙々と注文した料理を平げていく。お互い黙り込みお酒を飲む。既に橅木のジョッキは空になっていたので注文を取るため呼び出しボタンに手を伸ばす。
「橅木はまたビールでいい?」
「ん、ああ、ありがとう」
ビールと白ワインを注文し、また沈黙。
先に沈黙を破ったのは橅木だった。
「真紀さ……なんかあったなら言えよ? お前がそんなに泣くなんて相当だろ」
「あ〜橅木にはなんでもお見通しか〜」
「そりゃ何年一緒に働いてると思ってんだよ、八年だぞ、八年」
「だよね……まぁ失恋しちゃったんだよね私」
「っつえ!? お前好きな人いたの!?」
「いたと言うか……気づいた時に失恋決定した的な?」
自分で言っていて情けなくなる。涙がみるみるうちに溜まり瞬きをしたら零れ落ちそうだ。
「ほら、これで拭けよ」
橅木が手渡してきたタオルはまさかのお店のおしぼり。「もうっ!」と言いつつ素直に受け取りおしぼりで目を押さえる。冷たいおしぼりがひんやりと目を冷やしてくれ気持ちいい。
橅木はお皿に乗っていた焼きおにぎりの一つを小皿に移し私の目の前に置いた。
「……ありがとう」
久しぶりに食べた焼きおにぎりの味は昔から変わらず外側のカリッと焼かれた部分が香ばしく美味しい。
「美味しい……」
「本当ここの焼きおにぎりは美味いよな〜」
特に何も聞き出される事もなく橅木は黙々と注文した料理を平げていく。お互い黙り込みお酒を飲む。既に橅木のジョッキは空になっていたので注文を取るため呼び出しボタンに手を伸ばす。
「橅木はまたビールでいい?」
「ん、ああ、ありがとう」
ビールと白ワインを注文し、また沈黙。
先に沈黙を破ったのは橅木だった。
「真紀さ……なんかあったなら言えよ? お前がそんなに泣くなんて相当だろ」
「あ〜橅木にはなんでもお見通しか〜」
「そりゃ何年一緒に働いてると思ってんだよ、八年だぞ、八年」
「だよね……まぁ失恋しちゃったんだよね私」
「っつえ!? お前好きな人いたの!?」
「いたと言うか……気づいた時に失恋決定した的な?」
自分で言っていて情けなくなる。涙がみるみるうちに溜まり瞬きをしたら零れ落ちそうだ。
「ほら、これで拭けよ」
橅木が手渡してきたタオルはまさかのお店のおしぼり。「もうっ!」と言いつつ素直に受け取りおしぼりで目を押さえる。冷たいおしぼりがひんやりと目を冷やしてくれ気持ちいい。