ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
二人で飲んで食べて会計は六千八百円とかなり高額になってしまったのにも関わらず橅木は俺が誘ったんだからと全額奢ってくれた。本当にいい同期だ。
終電には間に合ったので電車に乗る。橅木は私の降りる駅より確か二駅後だ。
「真紀」
いつもニコニコしている橅木の真面目な表情。何かを言おうとしている事が表情から伝わる。これは長年の付き合いの勘だ。
「ん?」
「俺から見ればその男は真紀の事が大好きってオーラが隠しきれてないから、そんな男が急に彼女が出来るとは思えないんだよな、やっと真紀が好きになった奴がそんなゲスな奴な訳無いと思う」
「……うん」
「それか俺と付き合う?」
真面目な顔で言うものだから、ドキッとしてしまった。でも私が好きなのは松田であって、橅木ではない。
「橅木……ごめん」
「なーんてな! 冗談に決まってるだろ? 真紀は好きじゃない奴に告白されてもしっかりと断れるんだから、もう最初から答えは出てたようやもんだよな」
「んなっ! 真剣な顔するから本気にしちゃったじゃん!」
「俺って俳優になれるかもな!」
橅木は耳まで真っ赤にしてはにかんで笑った。その赤さは照れなのかお酒のせいなのかは分からない。
終電には間に合ったので電車に乗る。橅木は私の降りる駅より確か二駅後だ。
「真紀」
いつもニコニコしている橅木の真面目な表情。何かを言おうとしている事が表情から伝わる。これは長年の付き合いの勘だ。
「ん?」
「俺から見ればその男は真紀の事が大好きってオーラが隠しきれてないから、そんな男が急に彼女が出来るとは思えないんだよな、やっと真紀が好きになった奴がそんなゲスな奴な訳無いと思う」
「……うん」
「それか俺と付き合う?」
真面目な顔で言うものだから、ドキッとしてしまった。でも私が好きなのは松田であって、橅木ではない。
「橅木……ごめん」
「なーんてな! 冗談に決まってるだろ? 真紀は好きじゃない奴に告白されてもしっかりと断れるんだから、もう最初から答えは出てたようやもんだよな」
「んなっ! 真剣な顔するから本気にしちゃったじゃん!」
「俺って俳優になれるかもな!」
橅木は耳まで真っ赤にしてはにかんで笑った。その赤さは照れなのかお酒のせいなのかは分からない。