俺様社長は奥手な秘書の初めてを奪う
***
(はぁ、結構ちゃんと隠せてると思ったのになぁ。匂いまでは頭が回らなかった……)
意識が昨日の出来事に向きかけていると、突然真っ白な顔が迫ってきた。
「きゃっ……‼」
「ちょっと聞いてるの、芽衣。私は芽衣のためを思って言ってるんだからね」
「は、はい、美晴様……それは重々承知してます。
本当にあんな素敵な彼を大事にできず、申し訳ありませんでした」
「逃した魚は大きいよ⁉ 裕翔君は本当にモテるんだから!」
パックで埴輪化している美晴に向かって、必死で両手を合わせる。
彼女は小さな穴からジトッとした眼差しを私に向け、美容パックの袋をビリッと破った。
「本当にそんな仕事ずめだと肌も荒れるよ!
これ最近ハマッてる韓国の高いやつ……明日のために念入りにスキンケアしときなさい」
「わーい、ありがとう!」
親友の和倉美晴は、OL向けファッション雑誌の編集者だ。
女子力皆無の私を女として保たせてくれているのは、彼女の力によるところが大きい。
(はぁ、結構ちゃんと隠せてると思ったのになぁ。匂いまでは頭が回らなかった……)
意識が昨日の出来事に向きかけていると、突然真っ白な顔が迫ってきた。
「きゃっ……‼」
「ちょっと聞いてるの、芽衣。私は芽衣のためを思って言ってるんだからね」
「は、はい、美晴様……それは重々承知してます。
本当にあんな素敵な彼を大事にできず、申し訳ありませんでした」
「逃した魚は大きいよ⁉ 裕翔君は本当にモテるんだから!」
パックで埴輪化している美晴に向かって、必死で両手を合わせる。
彼女は小さな穴からジトッとした眼差しを私に向け、美容パックの袋をビリッと破った。
「本当にそんな仕事ずめだと肌も荒れるよ!
これ最近ハマッてる韓国の高いやつ……明日のために念入りにスキンケアしときなさい」
「わーい、ありがとう!」
親友の和倉美晴は、OL向けファッション雑誌の編集者だ。
女子力皆無の私を女として保たせてくれているのは、彼女の力によるところが大きい。