これを愛というなら~SS集~
利香の中心を快感へと導くように、刺激すればーー…腰を落として甘く啼く。

時折、もっと……とそこへ顔を埋める俺の頭を撫で、髪を梳かされる。

可愛い、と吐息だけの声が自然と出てしまうのは、無意識にとても可愛いと思っているからだろう。


唯一、1つだけ残っていた何年前のだかわからない、それを着けて身体を繋げれば………

二度ほど、絶頂に身体を震わせた利香の中は蕩け切っていて、奥まであっさりと呑み込まれていく。

絡み付く液体は、一瞬にして快感の渦の中へ落とされて……


「はぁ………利香……暫く……このまま……」


なんて利香を強く抱き締めたのは、求めていたんじゃないかと思える、心地好い温かさを味わいたかったからだ。


んっ……と吐息を漏らして、しがみつくように抱き締め返してくれる利香。

堪らない……この可愛さと艶っぽさ。


律動の中でも、奥深くを突くと腰を浮かせて甘く啼かれて………好き……と呟かれたら……

好きだよ……もっと啼いて。

言葉などでは表せない快感の階段を徐々に上げられ……汗の滲む身体を強く抱き締め合い、俺が流し込んだと同時に利香も達したようだった。



なぁ……利香?
二人の時くらいは普通に話さないか?

あっ……!そ、そうだね。


荒い息を整えた後に、俺の腕に頭を乗せて胸に手を添えて、笑いながら言った利香の身体が密着するように、引き寄せるだけで赤くなる顔。

本当に……本当に可愛い。



陽介さんってジムとか行ってるの?

ああ、行ってるよ。
太りやすい体質だからな。

そうなんだ……今度、私も一緒に行きたい!

いいよ、行こう。
そういうデートもいいな。

うん!それと、時々は家事をしに来るね?

それ、すごく助かるよ。
よろしくな。
< 6 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop