丸重城の人々~後編~
柚希「大翔~」
大翔「ん?」
柚希「もう一杯飲みたい!頼んで?」

大翔「……///////!!!!」
柚希の潤んだ目、上目遣い、ほてった顔、甘い声……

将大「ある意味、犯罪だよな……」
響子「まさに、魔性の女だ……」
中也「さっきはあんなに、おねだり恥ずかしがってたのに……」
玄「普通におねだりしてる」
泰成「可愛い…」
流風「大翔には、地獄だよなぁ。この可愛さ!
俺なら、この場で口唇奪ってる!」
篤子「柚希って、これ無自覚なのよね…?」
文乃「これに、自覚があったら最強よね……!」
恵麻「でも、あざとさは感じません」
英里「だから、素直に可愛いって思えるのね!」

大翔「わかった。でも、これで最後ね。
後はジュースにしろよ!」
柚希「はぁーい!!」

全員「「「「可愛い……」」」」


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大翔「寝た…」
中也「寝たな……」
玄「寝てる」
将大「可愛いな…」
泰成「今度は無防備だ…」
流風「もうそろそろ、理性が限界……」
柚希が大翔の肩に頭を預けて眠っている。

響子「強くなりたいかぁ…」
響子が頬杖をついて、柚希を見て呟いた。
篤子「ん?」
響子「柚希は、私にない強さ持ってるのになぁって思って……」
文乃「そうね!」
英里「普通だったら、家の中に閉じ籠るのに柚希は外に出て人と関わろうとする」
恵麻「柚姫は、昔からです。
色んなチームに狙われてても、みんなの仲間として出きることがあるはずだからって言って。
翔さんが何度もかくまうって言っても、戦うって言って……」

将大「十分、強い女だ!」

全員「「「そうだね」」」

そうして波乱のプールの日は、終わりをつげた。
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