丸重城の人々~後編~
中也「柚希、ケーキ食わね?」
中也がケーキを持ってきた。

柚希「ありがとう!
フフ…美味しそう~」
玄「一緒に食べよ?」
響子「柚希、紅茶?コーヒー?」
柚希「じゃあ、コーヒーを」
響子「ん。サク!コーヒーと、私は紅茶!」
サク「はい」

サクがコーヒーと紅茶を持ってくる。
柚希「サクさん、ありがとうございます!」
サク「いえ」
響子「ありがと!」
響子がサクに微笑む。
サク「…////」
柚希「あ…」
大翔「ん?柚、どうした?」
柚希「フフ…」
中也「柚希?」

柚希「ううん。なんでもなーい!」
玄「姫、悪戯を思いついたみたいな顔してる。
可愛い~」
柚希「ん?あ!」
バッと立ち上がった柚希。

タタタタッと駆けていき、
柚希「三島さん!」
と三島に声をかけた。
三島「あ!柚希ちゃん!久しぶりだね!」
柚希「バイトの時、ありがとうございました!」
三島「いや、僕は何も…////」
柚希「色々、気遣ってくれたから!」

大翔「柚!」
柚希「へ?」
大翔「早く戻って来いよ!」
大翔の呼びかけが響く。
三島「あ、旦那さんだよね?」
柚希「はい」
三島「やっぱり“姫”は人気者だね!」
柚希「え?」
三島「ママや玄オーナーの姫だよ」
柚希「あ、それは学生の時にみんながそんな風に言ってただけで………」
三島「シスルと毒蜘蛛だよね」
柚希「三島さんも知ってるんですか?」
三島「その二つのチームを知らない人はいないよ!
伝説って言われてる、暴走族のチームだから!
それでその二つのチームに“姫”って言われて可愛がられてたのが、柚希ちゃんでしょ?」
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