丸重城の人々~後編~
篤子「……ったく、私が━━━━━」
三島「俺が行く」

篤子「は?」
リン「え……?三島?」
アスカ「ねぇ、今“俺”って……」
サク「言いましたよね?」
篤子「どうゆうこと?」

尚生「三島って、あんなだった?」
信貴「なんか、いつもと違う……」

三島はゆっくり、大翔達の元へ向かった。
三島「もう、やめてください!
“雛”が怖がってますよ?」

大中兄弟・玄・響子「はぁぁ!!?」

大翔「お前、何?」
中也「今、こっちは取り込み中だから!」
玄「三島、向こう行けよ!」
響子「三島“雛”って……」

大翔「おい、その呼び方……」
中也「お前、まさか“毒蜂”」
玄「は?三島が?」
響子「アンタ……」
柚希「三島さん、毒蜂って大翔達の敵チーム……」

三島「やっと気づいてくれた!
俺はママを見た時、すぐにわかったのに!
まぁ、俺は陰が薄かったからなぁ」
柚希「三島さん、どうして?」
三島「ずっと“雛”のことが知りたかった。
当時最大の強さを持っていた“毒蜘蛛”とその毒蜘蛛が唯一認める“シスル”
その二大勢力から、深く愛されてる“姫”
たいして力があるわけでもないのに、なんでだろうって!その容姿端麗な姿だけで“姫”になり得たのか。
知りたいと思うのが普通だよね?
あの三ヶ月、ずっと見てたよ。
たった三ヶ月だったけど、わかったよ。
あぁこれは、愛されるなって!
いつも一生懸命だったよね?
雛がクラブのみんなに気持ちよく仕事をしてほしいからって、花を頻繁に手入れしたり、さりげなく差し入れを置いて帰ったり……
いつの間にか……好きになってた。
柚希ちゃん、僕は君が好きだよ!」
< 140 / 228 >

この作品をシェア

pagetop