不良男子と私の話。




結局泣かなかったけど…泣きそうになった。



周りがどれだけ、褒めてくれても…

結局、朝陽が幸せだったらなんでもいい。



湊が、

幸せだと思っているなら私も幸せだよ。





今回の出産を承諾して、たくさん力を貸してくれているママとパパも大事だけど…結局私は湊と朝陽があれば何でもいい。




次の日、

湊に会って改めてそう感じた。




決して、口に出すつもりはありません…




「学校ですよ」

と、

いつも通りに迎えに来てくれた湊。





『はい、行くよ。待ってて』

「待てない」

『なら、朝陽に言って』

「朝陽、早く」

『パパが急かします、最低だね』





そんなに言うなら、湊がオムツ変えてくれればいいじゃん!と思うけど…思うだけ。






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