オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
パーティーが始まり、祐早斗さんと栗原さんは私から離れ、主要な取引先の役員への挨拶回りに行ってしまった。

二人から離れた私は一人ぼっち。

「君、可愛いね…」

お酒を煽り過ぎた招待客が私に絡んで来た。

「彼女は嫌がっているぞ…それに…こんな公の席で飲み過ぎるのは主催者の「ソーマ」に対しても迷惑だ」

トーマさんが私を助けてくれた。

「大丈夫?華さん」

「はい…」

トーマさんはスマートに酔った男性の身をホテルの従業員に預けた。

「お一人ですか?」

「いや…相馬も社長としての挨拶も風格も少しだけ、身に付いたようだな」



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