オフィスの華(令和版）～若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係～

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私の元へと祐早斗さんが戻って来た。

「濱部社長？」

「挨拶はもういいのか?相馬」
「あぁ」

「そっか」

「俺…栗原から訊いたぞ…華との関係」

「そうか…美苑も知っている…お前たち、交際しているそうだな…」

「まぁな…でも、まだ付き合って一ヵ月だけど…濱部社長には言っておこうと思う…俺にとって彼女は必要な存在だ。俺は美苑と結婚する」

「そうハッキリ言うんだったら、俺も兄として…お前を手助けしないといけないな…」

「頼むよ‥兄貴」

「…相馬は怖い者知らずだな…あ、でも頼もしいよ…じゃ俺は帰る…」

「濱部社長…」

彼は祐早斗さんが戻るまで、一人ぼっちさせまいいと一緒に居てくれたんだ。

「ありがとう御座います」

「…お前の人生だ。俺もお前の人生を父の野心の犠牲にはさせないよ…」

「トーマさん…」

「知可子さんだけで十分だ…ともかく俺はお前を護るから…相馬も同じだ。そうだな…」

「あぁ」



「