オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「でも・・・それは無理かもしれないか…」

「えっ?」
私は小首を傾げる。

「その顔だと社長から何も訊いてないようだな…俺と君は結婚するんだ…」
「はい?」

私と栗原さんが?結婚!?

「ち、ちょっと待って下さい…朝から冗談はよしてください…」
「冗談じゃないさ…社長に訊いてみれば」

私は慌てて腰を上げて、社長室を訊ねる。

「祐早斗さん、私と栗原さんが結婚ってどういうコトですか?」

祐早斗さんはデスクトップのパソコン画面を覗き込んでいた。

「あ…栗原のヤツ、もう美苑に話したのか?」

「一体どういうコトか説明してください…昨日のプロポーズは嘘だったんですか?」

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