オフィスの華(令和版）～若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係～

「で、日取りはいつにします？」

「何の日取りだ？」

「俺と染中さんの結婚式ですよ…」

栗原さん、私と結婚する気満々なんだけど。

「これってあくまで偽装結婚ですよね…栗原さん」

「そうですよ…でも・・・挙式後は一緒に住みますよ…夫婦になるんですし、別居は不自然ですよね。社長」

祐早斗さんの顔が嫉妬で歪んでいた。

「偽装なんだから…別に別居でもいいだろ！！」

「それじゃ樋口事務次官を欺けませんよ…社長貴方…彼を舐めてかかってるでしょ？」

「・・・でも・・・ダメだ・・・じゃ俺も住む…」

「・・・俺は美苑の愛人だ…そうだろ？栗原」

「社長はそのような趣味がおありでしたか…別にいいですよ…三人で夜も一緒に…俺はそう言うインモラルな雰囲気ダイスキです」

「お前は要らないぞ、栗原」

「私も三人は遠慮します…」

「あ、一つ言っておきますが…これは三人だけの秘密ですよ。社長」

「分かってる…美苑お前も誰にも言うなよ…」

「…まぁ、隣室の濱部社長には話さないと…四人の秘密というコトで…」

「そっか…分かった…じゃ栗原お前は濱部社長の部屋に住めばいい…」

「彼が俺の同居を了承するかどうか問題ですね…」