オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「しかし、父を騙せるかと言えば…無理だと思う」

「・・・そうですね…非常に頭のいい人ですから…」

「だったら、唯の茶番で終わってしまうだろ?」


「徐々に切り込んでいくしかないですね…」

三人はソファに腰を下ろし、私の為に策略を練っていた。

祐早斗さんは私との未来の為。
トーマさんは兄として妹の私の為。
栗原さんは・・・

彼はどうして…

―――私の為?

「おかわりのコーヒーです…」

私は三人にコーヒーを供する。

「…ありがとう…美苑さん」

「サンキュー美苑」


「ありがとう…染中さん」


「・・・私の方こそありがとう御座います…」

一人で諦めしかなかった私。

「美苑…俺にとっては大切な妹だ」

「俺にとっては愛する人だ、美苑」

「…ありがとう…トーマさん、祐早斗さん」

でも、栗原さんだけは何も言わなかった。


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