オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
「着いたよ」
彼と話をしている間にあっという間に最上階の幹部フロア。
「待って下さい…私を経理課から秘書課に異動ってコトですか?」
『秘書課』の室長は私にトラウマを植え付けた小畑先輩。
「秘書課には属さない。俺の下になるから…」
「えっ?」
「俺が君の上司ってコト…地味な君なら…きっと新社長も恋には落ちないだろう・・・社長と同じで相当な面食いらしいから…まぁ、でも・・・アフターの君は違うか…」
栗原さんは意味深な言葉で吐き、語尾を濁す。
「・・・ほら、行くよ…染中さん」
「…」
栗原さんは逃げようとする私の腕を掴んで、金属の箱から連れ出した。
緋色の絨毯が敷かれた幹部フロアは他のフロアに比べ、とても静かだった。
「…観念した方がいいよ…『泡沫』の華さん」
「どうしてそれを??」
さっき、意味深な言葉を吐いた彼。
彼は私のヒミツを知っていた。
「…俺に暴けないヒミツなんてないよ…この会社で働きたかったら、大人しく秘書になるんだ」
彼と話をしている間にあっという間に最上階の幹部フロア。
「待って下さい…私を経理課から秘書課に異動ってコトですか?」
『秘書課』の室長は私にトラウマを植え付けた小畑先輩。
「秘書課には属さない。俺の下になるから…」
「えっ?」
「俺が君の上司ってコト…地味な君なら…きっと新社長も恋には落ちないだろう・・・社長と同じで相当な面食いらしいから…まぁ、でも・・・アフターの君は違うか…」
栗原さんは意味深な言葉で吐き、語尾を濁す。
「・・・ほら、行くよ…染中さん」
「…」
栗原さんは逃げようとする私の腕を掴んで、金属の箱から連れ出した。
緋色の絨毯が敷かれた幹部フロアは他のフロアに比べ、とても静かだった。
「…観念した方がいいよ…『泡沫』の華さん」
「どうしてそれを??」
さっき、意味深な言葉を吐いた彼。
彼は私のヒミツを知っていた。
「…俺に暴けないヒミツなんてないよ…この会社で働きたかったら、大人しく秘書になるんだ」