元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
彼らは自ら分の持つ獣性を誇っている。小さなネズミでも、トカゲでも――まだティアリーゼは見たことがないが、もし虫がいるのなら虫でも、皆、変わらず自身を誇るのだろうと断言できた。
そんな彼らとの日々は眩しい。
最近はシュクルの言いたいこともなんとなくわかるようになってきたのだから、時間というのはすごいものである。
そんなある日のこと、メルチゥがティアリーゼの部屋を訪れた。
「ティアリーゼ様、お手紙が届いてます!」
「私に?」
くるくるよく動くメルチゥは、じっとしているのが苦手な質らしかった。
ティアリーゼが手紙を確認している間、そそくさと部屋の掃除をしている。
そんな彼らとの日々は眩しい。
最近はシュクルの言いたいこともなんとなくわかるようになってきたのだから、時間というのはすごいものである。
そんなある日のこと、メルチゥがティアリーゼの部屋を訪れた。
「ティアリーゼ様、お手紙が届いてます!」
「私に?」
くるくるよく動くメルチゥは、じっとしているのが苦手な質らしかった。
ティアリーゼが手紙を確認している間、そそくさと部屋の掃除をしている。