元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
「お仕事中にごめんなさい。トトさん、シュクルを貸してもらっていい?」
「少しだけならば構わないが、すぐに返してもらいたい」
「なぜ、私のことをトトが決める」
「王に任せるとふたつ返事で逃げ出すので」
「逃げたことなどない」
ティアリーゼの様子を見に来るのは仕事を抜け出している範疇に入らないらしい。
トトが額を押さえたのはともかくとして、ティアリーゼはすぐに手紙の内容を伝えた。
「お父様から手紙が届いたの。私がここで過ごしている話を聞きつけたのね。どういうつもりだったのか説明させてほしいと言っているんだけど……」
「つまり、お前は国へ戻るのか」
「少しだけならば構わないが、すぐに返してもらいたい」
「なぜ、私のことをトトが決める」
「王に任せるとふたつ返事で逃げ出すので」
「逃げたことなどない」
ティアリーゼの様子を見に来るのは仕事を抜け出している範疇に入らないらしい。
トトが額を押さえたのはともかくとして、ティアリーゼはすぐに手紙の内容を伝えた。
「お父様から手紙が届いたの。私がここで過ごしている話を聞きつけたのね。どういうつもりだったのか説明させてほしいと言っているんだけど……」
「つまり、お前は国へ戻るのか」