元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
ここにいる誰よりも人間に近い姿をしたその男はギィ・ナザクと名乗っていた。北の険しい山岳地帯を治めているだけあって、本人の気性も非常に荒い。
今も、久々の再会に話を弾ませていたのが気に入らなかったらしく、いつもするように床を足で踏み叩いたようだった。
「足癖の悪さをなんとかしなさい」
「うるせぇんだよ。いつまで茶番続ける気だ、おい」
「……同感だ」
グウェンが乗ったことで、話していた三人は円卓へ向かう。
椅子の数は五つ。ここに五人の魔王がすべて揃った。
「んでさ、シュシュの話。こいつ、人間に襲われたらしいぜ。なのにそいつを嫁にしようとしてるんだってよ。すげー性癖」
今も、久々の再会に話を弾ませていたのが気に入らなかったらしく、いつもするように床を足で踏み叩いたようだった。
「足癖の悪さをなんとかしなさい」
「うるせぇんだよ。いつまで茶番続ける気だ、おい」
「……同感だ」
グウェンが乗ったことで、話していた三人は円卓へ向かう。
椅子の数は五つ。ここに五人の魔王がすべて揃った。
「んでさ、シュシュの話。こいつ、人間に襲われたらしいぜ。なのにそいつを嫁にしようとしてるんだってよ。すげー性癖」