元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
 ちょうどいいところでシュクルが戻ってくる。もう蝶のおもちゃを見るのに飽きたらしい。キッカとティアリーゼの間に割って入る辺り、ふたりで話していたことをおもしろく思っていないようだった。

「内緒だよ。こいつと俺の秘密」

「それは嬉しくない」

「別に悪い話じゃないわ。いいお友達を持ってよかったわね」

「よくわからないが、私もそう思う」

「お前のそういうとこがかわいいんだよなー」

「私はクゥクゥのうるさいところがたまに嫌いだ」

「そういうとこはかわいくねぇなー」

「ふふ、そう言っているあなたたちが微笑ましいわ」

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