元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
「シュシュの考えてることはよーくわかった。でもな、ほんとにそれで大丈夫なのかよ?」

「まだ言うか」

「言う。だって、あいつは俺たちと違うんだぞ」

「そんなことはよく知っている。ティアリーゼは弱い」

「そうじゃなくて。……人間の寿命が百年ねぇのを知ってるかって話」

 むくりと顔を上げたシュクルが首を傾げた。

「ティアリーゼは違うかもしれない」

「いや、個体差の問題じゃねぇんだよ。そういう生き物なんだ」

「わからない」

「って言われてもなぁ」

「グウェンに聞けば解決するのか?」

「うん? なんでそうなる?」

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