元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
「そのたった百年を、共に生きたいと思うのは許されないことか?」
「ですが、王」
「どうして放っておいてくれない」
静かな口調だからこそ、トトは震えあがる。
彼もまた、シュクルを少々変わり者の魔王だと思っていた。ときおり幼い言動をする、雛のような存在だと。だから自分が補佐として手を貸していこうと――。
「シュシュ!」
羽音が聞こえたかと思うと、バルコニーからキッカが勝手に入ってくる。
それを見てトトがほっとしたように息を吐いた。
「俺に連絡してくれてよかったよ。あとは任せな」
「申し訳ございません……」
「いいから」
キッカの表情は硬い。
「ですが、王」
「どうして放っておいてくれない」
静かな口調だからこそ、トトは震えあがる。
彼もまた、シュクルを少々変わり者の魔王だと思っていた。ときおり幼い言動をする、雛のような存在だと。だから自分が補佐として手を貸していこうと――。
「シュシュ!」
羽音が聞こえたかと思うと、バルコニーからキッカが勝手に入ってくる。
それを見てトトがほっとしたように息を吐いた。
「俺に連絡してくれてよかったよ。あとは任せな」
「申し訳ございません……」
「いいから」
キッカの表情は硬い。