元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
 ときどきなにを言っているか理解できずにわからなくなることもあるが、都度、シュクルのために説明してくれるところもいい。ティアリーゼを独占しているようで非常に気分がよかった。

 ゆっくりゆっくり、シュクルは食事をする。

 いろいろなことをのんびり考えるため、どうしても動きは鈍くなった。



(今日は昨日、トトが持ってきた紙を見る)



 一応、シュクルには魔王としての職務がある。

 ティアリーゼも驚いていたが、人間のものと同じか、それ以上の仕事だとのことだった。実際シュクルにはほぼほぼ理解できていないため、トトに任せていることの方が多い。

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