元勇者、ワケあり魔王に懐かれまして。
初めて会ったとき、翼をむしったらどうなるかと考えていたことは言っていない。キッカが初期のシュクルを恐れていたのは、そういったことを本能で察していたからなのだろう。
かたん、と聞こえた音に顔を上げる。
ティアリーゼがやってきた――と気付いた瞬間、シュクルの尻尾は本人が顔に表情を作る前に大暴れした。
「おはよう、シュクル」
「おはよう、ティアリーゼ」
(これも好きだ)
ティアリーゼはシュクルと挨拶をしたがる。
あまり他人に応えてもらったことのないシュクルは、このやり取りがお気に入りだった。
「起こしてくれたらよかったのに」
かたん、と聞こえた音に顔を上げる。
ティアリーゼがやってきた――と気付いた瞬間、シュクルの尻尾は本人が顔に表情を作る前に大暴れした。
「おはよう、シュクル」
「おはよう、ティアリーゼ」
(これも好きだ)
ティアリーゼはシュクルと挨拶をしたがる。
あまり他人に応えてもらったことのないシュクルは、このやり取りがお気に入りだった。
「起こしてくれたらよかったのに」