まだ、青く。
潤ちゃんが説明してくれたのは、まさに私がやっていたことそのものだった。
学校の裏の丘にある白いポスト、通称青空ポストに好きな人の名前を書いて投函しておくと数日後にその好きな人の好きな人の特徴が書かれて戻ってくる。
匿名で出す場合は他の人と被らないように分かりやすい色のついた封筒で投函しておくと良い。
私の活動が学校の七不思議の1つになっていたとは今の今まで全然知らなかった。
鈍感さ故のこととはいえ、全く察知出来ていなかったことに少しばかり、胸が痛んだ。
「わたしは鈴ちゃんに会ってその話を聞いた時に確信しました。鈴ちゃんだって分かっていましたよね?わたしが凪くんの相談をしている張本人だって」
私は小さく頷いた。
気付いていて黙っていたのが良かったのか、私には分からなかった。
「わたし、鈴ちゃんに救われました。だから、同じように悩んでいる人を救ってほしいんです。誰かと誰かを繋ぐ架け橋になってほしいんです」
「うん...」
「それに、青空ポストの支配人が鈴ちゃんだということも公表してほしいんです。恐らく勘の良い方は気付いてしまうでしょうから。どうせ気付かれるならいっそのこと、公表してしまった方が良いかとわたしは思ったんです。鈴ちゃんはどう思いますか?」
学校の裏の丘にある白いポスト、通称青空ポストに好きな人の名前を書いて投函しておくと数日後にその好きな人の好きな人の特徴が書かれて戻ってくる。
匿名で出す場合は他の人と被らないように分かりやすい色のついた封筒で投函しておくと良い。
私の活動が学校の七不思議の1つになっていたとは今の今まで全然知らなかった。
鈍感さ故のこととはいえ、全く察知出来ていなかったことに少しばかり、胸が痛んだ。
「わたしは鈴ちゃんに会ってその話を聞いた時に確信しました。鈴ちゃんだって分かっていましたよね?わたしが凪くんの相談をしている張本人だって」
私は小さく頷いた。
気付いていて黙っていたのが良かったのか、私には分からなかった。
「わたし、鈴ちゃんに救われました。だから、同じように悩んでいる人を救ってほしいんです。誰かと誰かを繋ぐ架け橋になってほしいんです」
「うん...」
「それに、青空ポストの支配人が鈴ちゃんだということも公表してほしいんです。恐らく勘の良い方は気付いてしまうでしょうから。どうせ気付かれるならいっそのこと、公表してしまった方が良いかとわたしは思ったんです。鈴ちゃんはどう思いますか?」