まだ、青く。
「凪くん、私...やっぱり頑張ります。でも、もうモヤモヤを抱えるのは辛いです。私が危険そうに見えたら、教えて下さい。助けて下さい。私も...私も、凪くんと楽しみたいんです」
「...分かった」
凪くんの言葉はいつでも魔法のようで
どこか特別で
私に勇気を与えてくれる。
私を強くしてくれる。
そのパワーは推進力になる。
私、頑張ってみる。
まだ、頑張れるから。
自分の力と凪くんの言葉を信じて
無事終わりを迎えるその時まで
頑張り続ける。
そう、決めた。
決断して心が軽くなり、視界も少しばかり明るく鮮明になった気がする。
穏やかな秋風が頬を撫でる。
"また明日"
そう言おうと再び凪くんの方に視線を移すと、1点で交わった。
交わった点から光が生まれる。
言の葉が舞い上がる。
「今日の髪...似合ってる」
「えっ...?」
私が首を傾げると凪くんは首の後ろに手をやった。
頬も紅葉のように鮮やかな赤に染まっている。
それを見て私の胸はきゅうっっと狭くなった。
「あ、ありがとうございます...」
消え入りそうな声で言葉を絞り出すと凪くんはこくりと軽く頷いて背を向けた。
「また明日」
「あ、はい。また明日です」
凪くんは勢い良く自転車のサドルにまたがり、ペダルを思い切り踏んでこぎだした。
どんどん遠くなる背中を私はただじっと見つめていた。
小さくなってもなお、
見えなくなるまで。
淡い火の灯った心を抱いて。
「...分かった」
凪くんの言葉はいつでも魔法のようで
どこか特別で
私に勇気を与えてくれる。
私を強くしてくれる。
そのパワーは推進力になる。
私、頑張ってみる。
まだ、頑張れるから。
自分の力と凪くんの言葉を信じて
無事終わりを迎えるその時まで
頑張り続ける。
そう、決めた。
決断して心が軽くなり、視界も少しばかり明るく鮮明になった気がする。
穏やかな秋風が頬を撫でる。
"また明日"
そう言おうと再び凪くんの方に視線を移すと、1点で交わった。
交わった点から光が生まれる。
言の葉が舞い上がる。
「今日の髪...似合ってる」
「えっ...?」
私が首を傾げると凪くんは首の後ろに手をやった。
頬も紅葉のように鮮やかな赤に染まっている。
それを見て私の胸はきゅうっっと狭くなった。
「あ、ありがとうございます...」
消え入りそうな声で言葉を絞り出すと凪くんはこくりと軽く頷いて背を向けた。
「また明日」
「あ、はい。また明日です」
凪くんは勢い良く自転車のサドルにまたがり、ペダルを思い切り踏んでこぎだした。
どんどん遠くなる背中を私はただじっと見つめていた。
小さくなってもなお、
見えなくなるまで。
淡い火の灯った心を抱いて。