まだ、青く。
そして、来る本番...。
私は潤ちゃんから衣装を受け取り、着替えをしていた。
昨夜から緊張し過ぎて食事は喉を通らず、一睡もしていない。
常にバクバクなる心臓を落ち着けるべく、今朝は太陽礼拝をしてきたけれども効果はまるでなし。
手のひらに人という字を3回書いて飲み込み、私はカーテンをゆっくりと開けた。
「うわぁ!すごいです!さすが鈴ちゃんです!とってもお似合いです!」
出待ちをしていた潤ちゃんが朝1番に天使の微笑みをくれた。
潤ちゃんの大声に驚き、受付の準備をしていた千先輩も飛んでくる。
「おお!こりゃ、可愛すぎる占い師だわ!人気出まくって大変なことになりそう」
「そ、そそんなことないです。可愛いのは潤ちゃんがデザインしてくれたこの衣装で私はちっとも...」
「潤ちゃんのデザイン力も拍手喝采ものだけど、これを着こなせる鈴ちゃんもやっぱりすごいと思うよ~。早く男どもにも見せないと」
「ちょ、ちょっと千先輩!待って下さい!」
叫んだものの時既に遅し。
千先輩は部室の外で待機していた男子たちを呼び寄せてしまった。
潤ちゃんが着るなら良いけど、
私は...
やっぱり似合わない。
今からでも遅くない。
着替えよう。
そう思ってカーテンに手をかけた、
その時。
私は潤ちゃんから衣装を受け取り、着替えをしていた。
昨夜から緊張し過ぎて食事は喉を通らず、一睡もしていない。
常にバクバクなる心臓を落ち着けるべく、今朝は太陽礼拝をしてきたけれども効果はまるでなし。
手のひらに人という字を3回書いて飲み込み、私はカーテンをゆっくりと開けた。
「うわぁ!すごいです!さすが鈴ちゃんです!とってもお似合いです!」
出待ちをしていた潤ちゃんが朝1番に天使の微笑みをくれた。
潤ちゃんの大声に驚き、受付の準備をしていた千先輩も飛んでくる。
「おお!こりゃ、可愛すぎる占い師だわ!人気出まくって大変なことになりそう」
「そ、そそんなことないです。可愛いのは潤ちゃんがデザインしてくれたこの衣装で私はちっとも...」
「潤ちゃんのデザイン力も拍手喝采ものだけど、これを着こなせる鈴ちゃんもやっぱりすごいと思うよ~。早く男どもにも見せないと」
「ちょ、ちょっと千先輩!待って下さい!」
叫んだものの時既に遅し。
千先輩は部室の外で待機していた男子たちを呼び寄せてしまった。
潤ちゃんが着るなら良いけど、
私は...
やっぱり似合わない。
今からでも遅くない。
着替えよう。
そう思ってカーテンに手をかけた、
その時。