まだ、青く。
潤ちゃんはそう言って私に"静岡茶っちゃ"と書かれた地元密着型企業の新作を押し付けた。

私はその勢いを受け、グビグビと3分の1を飲み干した。


「そのいきです!ファイトです、鈴ちゃん!」

「は、はいっ!」


潤ちゃんは私の目の前で美味しそうに男子顔負けの大きさの弁当箱2つを平らげた。

もぐもぐしている様子はまさにリスだけど、その胃はブラックホールのようだと思った。

でも、それより気になったのは、

濁した言葉の先......。

私には聞こえていた。


――だから、きっと同じ人を...。


あの言葉はどういう意味なのだろう。

もぐもぐタイム中ずっと考えても分からなかった。

ならば、あの方法を使うしかない。

依頼されていないのに使うのは違法かもしれないけれど、

今回は私が知りたいんだ。

分からないなら、

分かる方法で、

解き明かすしかない。

インタビューもテストも終わって一段落したらやってみよう。

そう、思っていた。

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