まだ、青く。
5、6限目は息をしていたら終わった。

頭をフル回転させないと解けない証明に1時間を費やしてくれた回答者の鈴木くんとその解説をしてくれた松木先生に大いに感謝して私は教室を後にした。

今日は部室に荷物を置き、3人揃ったら1階の会議室に行くことになっている。

相変わらず足はガクガク、

腕はプルプル、

手汗はびっしょり。

救いようのない緊張っぷりに本人さえ絶望している状況の中、2人はやって来た。


「おーっす、鈴ちゃん。今日はよろしく」

「よ、よよっ、よろしくお願いします」

「おいおい、大丈夫?そんな緊張しなくても。オレも知ってるけど、滉平さんそんな怖い人じゃないから。むしろ優しいし。な、凪?」


兆くんが話しかけているというのに、凪くんはというと持ってきたカメラばかりを見ている。

凪くんも緊張しているのだろうか。

なら、仲間だ...!

なんて、思った矢先だった。


「俺、あぁいう24時間365日スマイルみたいな人嫌い。ヘラヘラっていうかチャラチャラっていうか、去年写真撮ってた時もムカついた」

「マジかよ。直前でド直球カミングアウト。困るねぇ。オレしか平常心いないじゃん」

「そういう兆も内心焦ってるよな?」

「は?な、なんで?」


兆くんの言葉に凪くんはふっと笑みを溢した。

今気づいたけど、いつものカメラと違う。

学校のもの、みたい。

でも、今はどうでもいっか。

それより、この雰囲気をどうにかしなくては。

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