恋愛アレルギー
2人が歩いているのを見てしまったせいで今日学校をサボり、研司に声をかけられてアレルギー反応を引き起こす結果になってしまったのだ。


あたしは脱力して肩の力を抜いた。


信じられない。


ちゃんと船見くんに質問すれば、簡単に解決することだったんだ。


「妹の洋子も犬アレルギーなんだよ。日下部さんの話を聞いて、もしかして同じようなアレルギーを持っているのかもしれないと思って、一緒に病院へ行って相談してもらったんだ」


つまり、2人は洋子ちゃんの主治医にあたしの症状について相談していたということだ。


あたしは唖然として2人を見つめた。


「どうしてそんなことまでしてくれるの?」


あたしは今の今まで自分が犬アレルギーだなんて知らなかった。
< 132 / 136 >

この作品をシェア

pagetop