恋愛アレルギー
☆☆☆

それから数日後。


病院からの検査結果が送られてきていた。


今回は動物や植物など数種類のアレルギー検査をしてもらったようだ。


結果は、船見くんが言っていた通り犬アレルギー。


そして猫にも弱いことが判明した。


これで、あたしを悩ませてきたものの招待がわかった。


研司も、もうあたしをからかって変人扱いすることもないだろう。


すべては一件落着と言ったところだ。


「で? 告白は?」


冷めた顔でそう聞いてきたのは咲子だった。


あたしはグッと返事の喉に詰まらせる。


咲子に事の顛末を伝えた瞬間、告白について質問されてしまった。


「そ、それはまた考えるとして」


「なにを考えるっていうの? 愛美は恋愛アレルギーじゃなかったんだよ? それに船見くんには彼女はいないってわかった。これ以上なにを考えるつもり?」


早口で質問されてあたしは返す言葉がない。


確かに、咲子の言うとおりだ。
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