政略夫婦の懐妊一夜~身ごもったら御曹司に愛し尽くされました~

そのまま桃香の手を引いて、俺の家に連れ帰った。
暑くもないのに、俺たちの手は汗ばんでいる。「いらっしゃい」という母親の声も耳には届かず、足早に部屋に入る。

いつも桃香がここへ来るときはテスト勉強という名目だった。それさえも嘘で、俺はこの部屋で集中できた試しがない。テスト勉強などその日の前にすべて終わらせ、目の前の桃香であらぬことを想像する。

それも、今日で終わりだ。これから現実になる。桃香を抱く。

「ね、ねえ、夏樹……」

やっぱりやめたを受け入れる余裕はなく、無視をして早速ベッドに押し倒した。
桃香の栗色の髪が広がり、めくれたセーラー服の下にレースの肌着が現れる。

「ひゃっ」

「隠すな。全部脱がすからな」

こんなことをする自分がみっともないと思う理性は弱まっていく。桃香は抵抗できるはずなのに、先ほど確かに同意したのだから抵抗する立場にない、とおそらく律儀に考えて耐えている。

「……お前、腰、細……」

肌着ごとセーラー服を胸まで捲り上げ、スカートのチャックを下ろすと、桃香の白い腹から腰までが露わになった。
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