ごめん、好き。

蛇口を捻るとサァーッと、温かいお湯が身体を包み込んだ。


その温かさのせいか胸が切なくなって、また涙が溢れる。


下を向くと、シャワーのお湯が顔を伝って涙と一緒に流れていく。


「ふっ……う、うぅ」


バカ……

絶対許してやんないんだから……







  ♢ ♦︎ ♢


髪の毛まで乾かしてバスルームから出ると、あの人はまだ戻ってきてなくて部屋は静まり帰っていた。


服がびしょ濡れのままじゃ着替えることもできないし……洗濯機、使いたい。


でもこの格好じゃ出るわけにもいかないしなぁ。


とりあえずベッドの上に腰を下ろして天井を見上げた。



あの人の考えてることがよくわからない。


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