ごめん、好き。
手を出さないって言ってたし、ホテルまで来て“僕に付き合ってください”ってどういうこと?
何が目的なんだろう……?
ガチャッとドアが開く音が聞こえて、思わず肩が跳び上がった。
「あ……、乾燥機に入れてきましょうか?」
……どうしてこの人はここまでしてくれるのだろうか?
どうでも良いって言ったものの、優しすぎて逆に怪しい。
疑っていたのが顔に出たのか、男の人はフッと笑った。
「変なことはしませんよ。なんなら一緒に行きますか?」
「うっ、お願いします」
そうして私達は一緒にランドリールームまで行って、約1時間くらいそこに滞在した。