君とわたしの物語〜絶対関わりたくなかった君との恋物語〜

「ごめんねぇ。
 俺の兄ちゃん、ブラコンでさぁ。
 すぐムキになっちゃうの。」

『誰がブラコンだ。行くぞ』

2人とも美形で顔はなんとなく似てるけど
兄弟でこんなに性格が似ない事あるか・・?
弟の方は無理だ・・。
私とは住む世界が違すぎる・・。 


「ねぇー!!レンくん、めっちゃかっこよくない?!
やっぱり、噂通りのイケメ〜ン!」

シズナは興奮気味にキャピキャピ騒いでる。

「う・・うん。あ、もう教室戻らなきゃ!」

「え〜、実桜、なんでそんなテンション低いの?!」

「うーん、私、男の子ってあんまり得意じゃなくて・・。
特にあの弟くんの方は住む世界が違すぎて、いまいち良く分からない。。
ヤンキーの頭の中は理解できない。。」

「華の高校生だよ?!もっと楽しまなきゃ!」

シズナはキラキラと輝く笑顔を私に向けた。

「実桜はさ、可愛いんだから
 もっと自信持てばいんだよ!ね!」

「はは・・ありがとう。」

シズナは、太陽みたいな子だ。

教室に戻ると、ホームルームの途中だった。

「こら、2人!どこに行ってたの?」

「「すいませ〜ん」」

席に着くと、
シズナがごめんよ〜と合図を送ってきた。

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