好きだよ。。。
香桜ってば
「つぐみ先輩・・・昨日はすみませんでした。私の我儘で」
仕事が始まってまもなく、真澄が私のデスクへやって来た。
「いいのよ。結構時間かかっちゃったけど、無事終わったから」
そのあとのことを真澄が知ったら、彼女は地団駄を踏むことだろう。しかも、今日も翔太君と夕食だ。・・・ふいに昨日、翔太君がくれたキスの感覚を思い出して赤面する。出会って数日で恋に落ちてキスまでしちゃうなんて、私のキャラじゃないのに・・・。
「なぁに、赤くなってんのよ」
肩を叩かれて 、振り向くと残っている同期の中では唯一女性の、受付の香桜が不思議そうな顔をしていた。
「なんでここに」
「総務部宛の郵便物、持ってきたらどっかの誰かさんが顔赤くしてにやけてるから」
「にやけてないし!」
「はいはい、ランチタイムにたーっぷり聞いたげる。じゃあね」
香桜は、ひらひらと手を振って去っていってしまった。
仕事が始まってまもなく、真澄が私のデスクへやって来た。
「いいのよ。結構時間かかっちゃったけど、無事終わったから」
そのあとのことを真澄が知ったら、彼女は地団駄を踏むことだろう。しかも、今日も翔太君と夕食だ。・・・ふいに昨日、翔太君がくれたキスの感覚を思い出して赤面する。出会って数日で恋に落ちてキスまでしちゃうなんて、私のキャラじゃないのに・・・。
「なぁに、赤くなってんのよ」
肩を叩かれて 、振り向くと残っている同期の中では唯一女性の、受付の香桜が不思議そうな顔をしていた。
「なんでここに」
「総務部宛の郵便物、持ってきたらどっかの誰かさんが顔赤くしてにやけてるから」
「にやけてないし!」
「はいはい、ランチタイムにたーっぷり聞いたげる。じゃあね」
香桜は、ひらひらと手を振って去っていってしまった。