好きだよ。。。
まさかのお誘い
カフェラテを飲み終わって、5階に戻り、定時中は禁止されているスマホを取りにロッカーに行った。もしかしたら、翔太君から連絡があるかもしれない、なぁんて、甘い期待を持っている私って・・・。

書類を見ながら、パソコンに入力する。結構複雑なので注意が必要だ。それにしても・・・70枚くらいはありそうだ。急いでやろっと、そう思って作業を続ける。50枚終わったところで一息つく。・・・7時40分か。はぁ。お腹空いたなぁ。いつもは机の中にシリアルバーを入れているのだが、あいにく今日は切らしていた。9時には終わるかな。そう思っていたときに、LINEの着信音が鳴った。

しょーた【つぐみちゃん、もう家かな?俺は、ようやく仕事終わって、どこかで飯食って帰ろうかな、と思っているとこ。夕食、何食べた?】

翔太君も意外と残業あるんだ。お腹がきゅるるる~、と鳴る。

つぐみ【翔太君、こんばんは。実は、まだ残業中なの。ごはん食べてなくて、お腹ぺこぺこ。今から食べられる翔太君が羨ましいです(笑)】

しょーた【え、まだ会社?何時ごろまでかかりそう?】

つぐみ【う~ん、9時頃かな】

しょーた【じゃあ、俺、森岡印刷の近くのカフェで待ってるよ。確か、TOLLY'S CAFE があったっしょ。一緒に夕食しよ。】

つぐみ【いいの?もう、お腹空いてるでしょ?】

しょーた【大丈夫。サンドイッチくらい、軽く食べておくから。約束だから、必ず来て。また、つぐみちゃんのパクパク食べる姿、見れると思うと楽しみだ】

ボッ!と赤くなった。翔太君の中では、「よく食べる()」って言うイメージが定着してしまったみたいだ。大食いみたいで恥ずかしい。

つぐみ【了解。出来るだけ、早く行くから。でも、ちょっと厄介な仕事だから、ミスしないように気を付けながらがんばるね】

しょーた【がんばって。気長に待ってるよ】

さてっと。続きをがんばりますかっ!
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