【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
「そんな事をあんまり言うもんじゃないよ。 せっかく桜栄社長が誘ってくれたんだし、ご両親との旅行も久しぶりだろう…。
それに桜栄社長はレナちゃんの事が心配なんだと思う。器用ではないんだけど、レナちゃんやルナちゃんの事を心から思っているのは伝わるよ。」
俯くレナの唇から小さなため息が漏れる。
「けれど…せっかくの旅行に両親が同伴なんて…あなたがまた気を遣ってしまうじゃない。
ただでさえ人に気を遣ってばかりいるのに…」
不器用で分かりずらい優しさは、どうやら父親譲りらしい。 不器用な優しさに触れる度に、心がこんなに温かくなる事を知る。
いつだって君は、実は俺の事ばかり考えてくれている。
ちゅっと頬にキスを落とすと、顔を真っ赤にして「いきなり何をするのよ?!」と頬をおさえ動揺する所なんかもツボだ。
「俺、やっぱりレナちゃん好きだなー」
「な、何よ。キャッ、肉が焦げるーッッ!!海が料理中に邪魔ばかりするから」
「アハハ~~俺ちょっと焦げたお肉も好きだよ。」
「もう…あなたは’好き’ばかりが多い人だから…だから何をしても許されるって気持ちになっちゃうじゃない…」