【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

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桜栄社長ご自慢の箱根の別荘は、バルコニーから木々たちが色づく様を一望出来る豪華なリゾートマンションだった。

何とリビングは24,1帖。大きなソファーと大理石で出来た豪華なテーブル。
部屋も3部屋あり、和室も完備。キッチンや洗面所も豪華だ。

まるで都内のタワーマンションのようにセキュリティー元々バッチリでオートロック完備であった。

エントランスのロビーへ進むと真っ赤な絨毯の上に真っ白なグランドピアノが置いてあって驚いた。 それに負けず劣らずラウンジも豪華だ。

そしてマンション内には温泉大浴場もあるらしい。 これが別荘で、一年に一回しか訪れないというのも勿体ない話である。 そして改めてレナちゃんが桁違いなお嬢様であると実感した。

「ふぅ、都内と違って空気がいいな。 レナ、バルコニーから紅葉が見えるよ。ちょうど時期だ。こちらへ来なさい。」

「私はいいわ…。 それより海、あっちのお部屋も素敵なの。見て頂戴。」

レナの言葉に明らかに落胆して肩を落とす桜栄社長。 今日は朝からずっとこの調子だ。

今日は桜栄社長ご自慢の愛車で箱根までやって来た。 車内で彼は愛車の自慢話を俺へ聞かせたが、レナが「バッカみたい」と一蹴した。

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