【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング
口は余りよろしくないが、素直じゃないだけなのだなと何回かこの人に会って分かった。
そして意外に面倒見が良く、人をもてなすのが好きなようだ。 可愛らしい性格の人だ、とも思う。 それはきっと彼がレナによく似ていて、俺がレナをとても愛しているからだと思う。
お酒が入ると更に饒舌になり桜栄社長は楽しそうに俺へと色々な話をしてくれた。 家族の事、チェリーチョコレートカンパニーの事。 そのどれもに愛が溢れていて、家族と会社をとても大切にしている人だと分かった。尊敬も出来る。
しかしずっと不機嫌だったレナがブちぎれたのは、デザートが出てくるちょっと前の出来事だ。
「本当に歴史のある会社なのですね~。桜栄社長が会社の事をよく思っているのが分かります。」
「そうね、竜馬さんは本当に頑張ってくれているわよね。
仕事も立派に勤めてくれて、昔から家族サービスも怠らない人で
レナもルナも昔はお父さんが一番好きって言っててね」
「微笑ましいですね。僕の所は男ばかりだから、そういう微笑ましい光景って中々なくって」
「はっはっはっ、まあな。 レナとルナが産まれた時は本当に嬉しくて、真子さんありがとうって病院で泣いたものだ」