【完】素直になれない君と二度目の溺愛ウェディング

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ルナ達夫婦は昨日の夜にはマンションへ帰ってしまった。

翌日、父はリビングからキッチンを覗き込むようにソワソワしていて、お弁当を作る私を気にかけ続けていた。

母は何も気にせずに趣味のガーデニングに朝から精を出していた。

「じゃあ、行ってくるわ。 泊まちゃってごめんね、おまけにキッチンまで借りちゃって」

「いいのよ。いつでも帰って来なさいよ。ここはレナの家なんだから遠慮なんてしないの!」

「そ、そーだそーだ。 何ならレナ、一人暮らしなんて止めていつだって実家に戻って来たっていいんだからな?」

「もう竜馬さんったら……」

「それより本当に運転は大丈夫か?お父さん心配で心配で堪らないんだ」

「もう子供じゃないから平気よ。 じゃあ行ってくるわね」

「ううう…ルナもレナも私にとってはいつまでも子供なんだよぉ……」

情けない声を出す父を母がたしなめて、玄関まで送りだしてくれた。
全くいつまで経っても子供扱いなんだから…。

車庫の中に入れられた車に久しぶりに乗ると少しだけ緊張した。 青い外車は父が大学卒業のお祝いに買ってくれたものだ。

普段は使わないから実家の車庫で埃を被っている。 車を運転するのは嫌いじゃないけれど、車種自体は全く興味がないのでこの車の名前もよくは知らない。

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